久しぶりに日本に帰ると色々な事が新鮮に感じます。
例えばこんな事。。
電車が歌い出す
羽田空港から京急線に乗り込み、ドアが閉まって走り出した途端、トゥルルルルルルーーーーーー♪と音が鳴り、電車が歌っているように聴こえます。
他の国では聴く事のない音なので何となく面白いような気がしました。
商売っ気が凄い
電車の中は広告のジャングル。
天井からは何十枚もの紙の広告がカーテンのように下がっています。
商売に熱心で有力な経済国である理由がわかるような気がします。
大声で人を呼び込む商売人やちょっとした店員の発する掛け声のようなものも何か独特な感じがして商売人の国といった感じが漂ってきます。
何でもある
駅を降りると駅前にあらゆるものが揃っている気がします。
古本、中古DVD、あらゆる種類(国)の飲食店、薬局、質屋、ホテル、スーパー等 。
そしてそのどれもが何か特別な店に見えます。
更には特別大きな駅でなくてもそういった便利な店というのが多くある気がして本当に何でもある国だなと感じます。
電車の座り心地がいい
座席に座った瞬間に何か心地がいいと思い、何が違うのか考えたところ, クッション素材である事に気付きました。
シンガポールの座席はプラスチック素材です。まあ暑いのでその方が良いのかもしれません。
他の国のシートと比べると気のせいかもしれませんが奥行きが深くて座り心がいい気がします。
それから何か座っていて物凄い熱を感じると思ったらシートが暖房になっている事に気づきました。数年帰らない間になぜかそんな当たり前の事も忘れてしまっていました。まるでこたつのようです。こういう機能の座席は他の国では経験したことがないような気がします。
電車内は日本人だらけ
あたり前ですが、車内は日本人だらけです。
何となくそれだけで絶対にしくじってはならないような、ある種の緊張感が漂っているように感じてしまいます(笑)
ドラッグストアの入口付近は宝の山
ドラッグストアの入り口付近に置いてある商品はキャッチの為もあってとても安いです。
色んなものが海外で売られる日本商品の三分の一位の値段で売っています。
まさに宝の山。といって何かそういうものを買う訳でもないのですが(笑)
僕は歯ブラシや歯磨き粉、整髪料あたりをまとめて買いたくなります。
安くて良いものが街中にある
安くて粗末なもの、高くて良いもの、高くて普通のものは海外でもありふれていますが、安くて良いものがこんなにある日本は素晴らしいと思います。
何故?!と思う程に安くて良いものが多く、数百円で幸福になれる物が多いです。
規模が大きい
一つ一つの駅の規模や駅周辺の商業施設、商店の規模、道路の道幅、片側六車線の道路等を見ていると、やはり東京は大きな都市なんだという事に気付かされます。
日本にいた頃は東京なんて何もないというような気になって暮らしていました。
シンガポールに長い期間いる事で新たな視点で東京や日本を探索していきたい気持ちになりました。
プールの代わりは風呂と休憩スペース
シンガポール の良さはいつでも家のプールに入れるところですが、日本は風呂がその代わりかなと思うところがあります。
帰国の際は初めてカプセルホテルを利用したりもしましたが、風呂に入り、休憩場のようなところで牛乳を飲んでリクライニングチェアーに座り、雑誌が読めたりすると、これはこれで贅沢だなと思えます。それにこんなに充実した設備のバックパッカー宿(に代わるもの)があるのはすごい事なんじゃないかと思います。
本物の日本食が溢れている
当たり前ですが、たこ焼き、寿司等、目にするものはどれも本物の日本食です。
海外では日本食が売られたりはしているものの、必ずしも同じ味や口当たりがするわけではなく、見た目もかけ離れたようなものさえあります。
そういうものを色々と見ている中で、たこ焼きを街で見かけるだけでも、本格的で特別なものに見えるので幸せを覚えます。
ニラレバ定食は一時帰国時に必ず食べるものになっています。
他には特にこれといって必ずというものはないのですがニラレバ定食にだけは何故か強烈に惹きつけられてしまいます(笑)
初めての一時帰国時は3年ぶりの帰国という事もあって、まずまぐろ丼、そして天丼、和牛丼、釜玉うどん、海鮮丼といったものを夢中で食べていった記憶があります。
それから台湾には日本食レストランが多く、全く日本と遜色がない質で提供されているので、帰国せずとも僕の場合は数回の台湾旅で日本を感じる事ができていました。
ほんの数年日本を離れるだけでも気づかない内に日本の感覚を忘れ、どこか客観的に日本を見るような感覚になり、視点や感覚に多少なりとも変化が生じるものなんだと知る事になりました。
そういう事も自分の感性や感覚を柔軟にさせるのに役立つような気がします。
それではまた