Kindle Oasis再購入
2024年6月現在。
Kindle Oasisを買うか買うまいまいか。
この時期としては線引きが微妙で随分悩んだ。
それでも結果的には慣れ親しんだ使い心地の良さからやっぱりこれしかないと思いOasisを再度購入するに至った。
(古いものは壊れて動かなくなった)
Kindle Oasisは発売から5年近く経っているし、いつ新モデルが発表されるか分からない。
それに現行モデルの充電口は旧時代のmicro USBだ。
今時micro USBの家電製品なんてないからKindle Oasisだけの為にmicro USB対応の充電ケーブルを持っていなければならない。
それに新モデルが出れば充電口は確実にtype-cに替わる。
そんな時期に買い直しをするなんてすぐに馬鹿を見る気がして長い事気が進まなかった。
それでも結局のところ購入直後にあえなく新製品発表という憂き目にあったとして、それよりもOasis無しの生活を続ける事の方が余程コストが高いのではないかという考えに至り再購入に踏み切った。
他機種に関して言うと、paperwhiteは手に馴染む優しい質感とtype-cの端子、冬場でも材質が金属ではないから冷たくて持てないという事がないところが良い。
ただページをめくる為の物理ボタンが無いから画面をスワイプする事での読書になる。
その点Oasisは慣れ親しんで気に入っている物理ボタンがあって、自分にとってはそれが読書体験にプラスである事が気に入っている。
画面サイズを比べるとpaperwhiteよりもOasisのほうが大きい。
ただ、その差は0.2インチだ。
これはほとんど同じとも言えるから無視できる気がしていた。
だからどちらを選んでも良い様な気もしていた。
ここで決め手になったのは画面に表示される行数だった。
同じ文字サイズと行間設定をしても1、2行Oasisの方が多く表示される事に気づいたのだ。
1、2行の差というのは案外大きい。
縦書きの本も横書きの本も表示している画面に余裕があって本物の本の印象により近い様な心地良さを感じた。
購入を終えて
新しく手にしたOasisは古いものと全く同じ重量とサイズなのにも関わらず何だか別の物の様に良い意味でずっしりとしている様に思え、新車や新しいソファの様な気持ちの良い硬さのようなものが感じられた。
(古いものは使う内に少しずつすり減ってでもしまったのだろうか。)
おろしたてというのは何でも気持ちが良いものだ。
カチカチとボタンを押しながらページを送るのも読書に参加している感じがして良い。
新しいものがすぐに出てもそれが気に入ったのならまた買い直せば良い。
随分頭の痛い問題だったけれど、いい歳なのだから少し位の高い買い物は自分の為になるのであれば悩みすぎずに楽しめば良いだろうと改めて思う。
このタイミングでOasisを手に入れたのはラオスへの旅に出かけるタイミングと重なった為という事も大きかった。
電子書籍リーダー無しでラオスでの時を過ごすのは川の近くの自然に囲まれた長閑な村のカフェで本を片手にゆったりと過ごすのを1つの楽しみにしていた自分には痛手だった。
そういう事もあって旅の前日に購入するに至った。
結果的にとても満足している。
充電ポートの問題なんてどうでも良い。
Oasisのある生活はやっぱり楽しい。
[Kindle oasis 購入時に比較した選択肢のメモ]
Boox Leaf2 購入
中国のOnyxというメーカーのE-inkのAndroid電子書籍リーダー。
Kindleでもkoboでも何でもアプリとして入れて使う事ができる。
Kindle Oasisと同じ7インチでサイズ感が丁度良い。
Kindle scribe 購入
paper whiteが欲しい訳でもない。
oasisの再購入に乗り気な訳でもない。
koboに乗り換える気も起こらない。
そこで全く別の選択としてscribeを買うのはどうだろう。
重量が重すぎて片手で読む事はできない
サイズは技術書等を読むにはあと2インチ位は欲しいところ。
新しい読書体験ができるところには期待が持てる。
Kindle paper white 購入
画面サイズは6.8だからほぼ同じだ。
気になるのは持ち手部分だ。
Oasisであればしっかりと手で支えて読む事ができるし片手で読むのに不自由しない。
paper whiteではどうだろう。
本体の下部分を指で支えて持つ事になる。
横部分で支えても持てない事はないが安定はしないし指が画面に干渉するから結局下部分で持つ事になるだろう。
Kindle Oasis再購入
5年近くもモデルチェンジのない時期に買うのは買った直後の新モデルの発表を思うと馬鹿らしい。
8GBモデルしか在庫がないのも頼りない。
Kindle Oasisだけの為に旧時代のmicro USB充電ケーブルを持ち続ける生活を送るのも何だか頭が痛い。
それでもなお買ってみても良い気が頭の片隅ではしているのだから余程魅力がある機種なのだと思う。
kobo libra
興味はあるのだけれど結局のところ全ての本をKindleでまとめて持っていた方が利便性が高く安心感がある。
ハイライトした箇所等をパソコンで自由に扱えるのにもkindle端末は利がある気がする。
iPad mini × Kindle app
屋外では日光に反射して使いづらい。
室内でも蛍光灯に反射して何だか読みづらい。
背景を黒にしても眩しさを抑えてもこれならサイズの近いe-inkのkindle端末で読みたいという気持ちになる。
iPad pro 12 inch × Kindle app
背景を黒にすると目に優しく家でゆっくり読む分には案外心地良い。
画面が大きい分、没入感がある。
こうなると大きな画面サイズでe-inkでの目に優しい読書のできるKindle scribeに興味が出てくる。
iPhone × Kindle app
電車等で読めない事はないのだけれど、結局目が疲れるからKindle端末のe-inkでの読書がしたくなる。
紙の本
Kindleの故障のお陰で紙の本を読む時間を得た。
案外これも悪くない。
紙の本は有機的でそれぞれに特徴を持った表紙があって、それが気に入る場合にも大して興味を惹かない場合にも何かしらの印象を持つ事にはなる。
そして一冊の本の質量を手に収めて持つ事でその作品のページ分の重みを体験として感じられる事や、何よりその本がそこにあるという事自体が何だか嬉しい。
部屋で過ごす時間が温かみを帯びたような気になる。
風呂にだって案外持って入れない事は無い。
ただ外へ持ち出すと痛むし薄暗いところでは読む事ができない。
紙の本は利便性の問題を外れた1つの贅沢として良いものだと思う。