シンガポールにはリトルインディアという場所があります。
その名の通りインド人街です。
地下鉄の駅も通っており、駅名もそのままLittle India駅です。
電車を降りるといつもこういう感じのインド人モデルの広告が貼られているのでホームに降りた瞬間からインドの雰囲気を感じられます。
駅を出てるとすぐ傍にはストリートアートが。
雲の上に牛。
ヒンドゥー教の世界観でしょうか。
向かい側には青、ピンク、黄色とカラフルで奇抜な壁色の飲食店が建っていました。
インドに行った事はありませんがそれでもその独特な色彩からそこはなとなくインドっぽい感じが伝わって来ます。
そして傍には工芸品屋も。
大きな置物や小物が並べられていました。
夕食にとまずはレストランに入ってみました。
店名：Mustard 住所：32 Race Course Rd, Singapore 218552
注文したのは看板料理の海老とココナッツのスパイスカレーとナン、そしてマサラティー。
Chingri Maacher Malai Curry $18.90 Plain Naan $3.2 Masala Chai $4.5
しばらくすると店員の方が料理を持ってやって来ました。
そして巨大なココナッツをお盆からテーブルに下ろし、Enjoy!とテーブルに置いて微笑みます。
ココナッツジュース？！
そんなものは頼んでいないけど。。
そう思った矢先、よく見てみるとココナッツに差し込まれているのはストローではなく金色の金属のスプーンの様でした。
これはもしや。。
ココナッツの蓋をガバッと開けてみたところ、中にはトロトロの白っぽいカレーが入っていました。
やはりそうです。
ジュースではなくカレーだったのです。
豪華な演出です。
文字だけのメニューだったので想像もしていませんでした。
カレーがくり抜いたココナッツの実に入れられて出されるとは。
という訳でココナッツの実からカレーを取りながらナンとからめて美味しく戴きました。
正しい食べ方かは分かりませんが、スプーンでココナッツの実の内側を削いでカレーに絡めて食べたりもしました。
マイルドでクリーミーと言ってはありきたりな表現ですが、本当にまろやかな口当たりで全く辛味も強くなく、食べやすかったです。
カレーというよりはあまりにもなめらかで、良い意味でスパイスクリームという感じのする食べ物でした。
駅からも200m位と近く、是非また来てみたくなる店です。
雰囲気も落ち着いていてとても居心地が良かったです。
レストランを出た後は周りを少し散策してみました。
モバイル機器店、右隣には省スペースな理髪店
カラフルな公衆トイレ（左）＆フードコート（右）
存在感のあるアート建築。
中にも入れはするようです。
周りも全て色使いが豊かです、ちょっとした観光気分に浸れます。
散髪屋
なかなかローカル感が強く外から見ていると看板等が独特で面白いです。
こちらも散髪屋。
店頭のサングラスのモデルの写真を見るとインドのハンサム像はこんな風なんだと判って面白いです。
ベジタリアンレストラン。
周りを豆電球で囲んだエキゾチックな配色の看板が目を惹きます。
その隣の質屋、こちらも建物はシンプルですが他では見れない感じの白黒の外観のデザインが面白いです
これはなんだろう。。
やけに看板が賑やかで不思議だなと思ったらただの換金所でした。
写真に撮りたくなる色と文字の並びの独特さが光ります。
インド感のある広告
アーケード
独特なピンク、黄色、オレンジ、緑の加減がやっぱりインドっぽいなと感じさせられます。
青果店
リンゴ5個で165円くらいと割と安く買えます。
ザクロなんかも売っています。
リトルインディアを歩いて気が惹かれるのは意外にも青果店だったりします。
何を買うわけではなくても色どりが綺麗で目が止まります。
端の方では花飾りがぶら下げられて売っていました。
フードコート
国中にあるフードコートもリトルインディアのものはやっぱり他と比べてシンガポール色が薄く、少し雰囲気が違って見えます。
クレーン車
また青果店。
夜のライトに照らされて綺麗です。
向かいにはカラフルな窓の建物
ちょっとしたホステルのようなものもいくつかありました。
どれも綺麗で結構雰囲気があって、興味を惹かれました。
僕が最初にシンガポールに着いた時、部屋を借りる前の２、３日はチャイナタウンのドミトリーに泊まりましたが、リトルインディアも案外良いかもしれません。
旅行でシンガポールに来る際はあえてこの辺りに宿を取るのも面白そうです。
ひょんなところに日本食屋も見つけました。
もんじゃ、お好み焼きの店のようです。
賑やかそうな雰囲気の店構えに誘われて入ってみたくなります。
レトロな雰囲気の照明のセブンイレブン。
そしてその隣には大量のサンダルが連なってぶらさがる露店。
ちょっとしたバーストリートもありました。
看板を見ているだけでも楽しいです。
面白い電車の看板。
そしてまた青果店。
ぼんやりした光でも何か雰囲気があって良いです。
インドの方は郷愁を覚えたりするのかもしれません。
旅行代理店
Indian heritage center(歴史博物館)
斬新で攻めたデザインがクールです。
博物館の正面入り口付近には散髪台が。
日中に来ればここで髪を切ってもらえたりもするのかもしれません。
最後はショッピングセンター
もうほとんど閉店していましたが、席数の多いフードコートもありました。
二階に上がるとフォーマル服の店がずらり。
リトルインディアまで来ないとなかなかこんな服は手に入らない気がします。
1日で歩き回るにはくたびれてしまう程広いリトルインディア
こちらに住むインドの方々には本当に心地良い場所なのではないでしょうか。
シンガポール在住日本人の僕にとってはどのエリアを歩くよりも非日常を感じれる街並みでした。
それではまた
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