シンガポールでの部屋探しは日本よりも簡単です。
住宅情報サイトに不動産エージェントが自分の個人携帯の番号を載せているので、そこにSMSを送って現地で待ち合わせるだけです。
僕はこちらに来てから一番最初の部屋を見つけた時はPropertyguruというローカルの有名な不動産サイトを使いました。
シンガポールに着いた当初はまず3日程、一泊二千円位の安ドミトリーを予約したのを覚えています。
2日目に一部屋内覧に出かけ、その物件がとても気に入ったため即決しました。
築30年程の古いコンドミニアムで40m位の大きなプールがあり、プールサイドには白いデッキチェアが数台並べられており、ヤシの木が数本植えられていました。
こんな感じです。
部屋自体は6畳程でバスルームシェアの簡素なものでしたが家賃1,050ドル(8万円位)と安くとても気に入りました。
この部屋は誰にも渡せない!
そう思い、内覧には他に3組の方が一緒に来られていましたが、すぐにエージェントに契約の意思を伝えました。
こうしてその場で契約書を記入し、翌日に部屋で待ち合わせて鍵の受け渡しをして貰える事になりました。
ドミトリーでは案の定他の宿泊者のいびきが余りにもうるさかった為、ろくに眠れずにいました。
おかげで会社では研修を受けている最中も意識朦朧状態でした(笑)
翌日はそんな苦痛から解放される安堵感
そして海外での新しい生活が始められる喜びに気持ちに心を弾ませながら新居に向かいました。
右手にトランク、左手にボストンバック、背中にリュックサックを背負い、タクシーに乗り込んでホステルから10分程の距離のコンドミニアムへ。。
これでようやく落ち着ける、大量の荷物からも解放される、もう何も気負いはない、シンガポールでの生活が始まる!
そう思った矢先、トラブルが起きました。
部屋のオーナーから入金が確認できるまで入居は許さないと言われてしまったのです。
今思えば当たり前の話です。
当時はまだ銀行口座の開設が済んでおらず、振込を行う為には日本の銀行から行う必要がありました。
インターネットバンキングなので振り込みなんてすぐにできてしまう訳ですが、15:00を過ぎれば当然ながら振込は翌日に回されてしまいます。
部屋についたのは夕方であった為、オーナーには振り込みはすぐ行うけど入金確認ができるのは明日になる旨を伝え、どうにか即入居をさせて貰えるように頼みました。
エージェントの方も熱心に協力して下さって、電話口で香港に住むオーナーと中国語で30分近く喧嘩までしてくれたのですが、要求は通りませんでした。
もうこんな物件はやめた方がいい、他のいい物件を紹介するからと促されました。
しかしあまりにもその物件のプールが気に入った為、どうしてもその部屋が借りたいと伝え、どうにか入金確認を済ませた後に無事入居する事が出来ました。
一人きりになればすぐにでも大の字になり、睡眠不足で疲れ切った体を思い切り休める事のできる目の前の大きなベッド。
それを尻目に大荷物を抱えて狭苦しいドミトリーに帰る事は予想だにしない、耐え難い程の苦痛でした(笑)
今となっては遠い日の笑い話です。
また部屋探しに必要な情報を別記事で書こうと思います。
それではまた