シンガポールにいる日本人の方々は大概何かしらのコミュニティに入って人と出会い、ローカル生活を楽しんでいる方が多いようです。
大体以下のいずれかの方法を試す方が多いと思います。
日本人会に入会する 年会費を払って入会すると日本人会という組織で催されているカルチャークラブに加入でき、 日本人会所有の会館も使用できるようです。 会館には日本語の書物の置いてある図書館やカラオケ設備、サークル活動が行えるようなスペースがあるようです。 ちょっと用があって会館に行った事があるのですが、建物は立派な公民館のようなところでした。 日本人の集まるローカル掲示板掲載のサークルに入会する お役立ちweb掲示板というウェブサイトが日本人の間で広く知られています。 不用品の売り買いや部屋探し、仕事探し、イベント等の情報が手に入るサイトなのですが、サークル活動の情報もこちらに多く掲載されているので簡単に日本人と知り合う事ができるようです。 テニスサークルが多いようですが、他にもバスケ、バトミントン、登山、料理、飲み歩き等、色々とあるようです。 Meet upに参加する Meet upというのはシンガポールに限らず多くの国で使われている会合アプリです。 地域や時間、興味のある事柄で検索すると自分の目的に合った集まりに参加する事ができます。 一般の教室に通う YAMAHA音楽教室、英会話、料理教室、空手等、色々と趣味を広げている方もいるようです。
僕の場合は日本人会にもローカル掲示板のサークルにも入らず、一般の茶道教室に通い、それからたまにテニスをmeet upを通してやりました。
テニスの方は個人のコーチ主催のレッスンで、コンドミニアムのテニスコートが練習場でした。
レッスン料は集まる人数にもよるのですが、大体2時間で三千円程度でした。
茶道はこちらにお住いの日本人の先生に習いました。
先生の自宅のリビングの一角に畳がひかれ、そこで月に3回程稽古をしていました。
完全に初心者からのスタートです。
お茶をたてる、たてられたお茶を茶菓子をつまんで飲む、
それだけの事に毎回集まって何ヶ月も何年も一体何を教わる事があるのか。
談笑してお茶を飲む事やせいぜいお茶をたてる時の手つきについての指導位しかイメージが湧かず、
茶道経験のない僕には全く想像がつきませんでした。
ところが実際に始めてみると覚えなければならない事が山程あり、お茶の立て方などはもはや全く中心にはない事でした。
茶室に入ってから出るまでこんなにもという程に色々と決められた所作を行う必要があり、なかなか奥深いというかとても広くて奥行きのある世界でした。
日本にいる頃から何となく興味があったものの始めるまでには至らず、思がけずシンガポールで経験する事ができてとても良かったです。
茶碗や茶道道具は全て日本から取り寄せました。
着物を着る機会も年に2, 3度位はあったので袴や草履等も合わせて日本の通販で購入です。
海外にいるからといって何も不自由する事はありませんでした。
便利な世の中です。
それではまた