シンガポールの住まい

 

シンガポールの住居にはコンドミニアムとHDB(Housing Development Board)と呼ばれる公営団地があります。

 

コンドミニアムにはプール、ジム、テニスコート、バーベキュースペースが設営されているのが一般的で、その分HDBよりは家賃が高くなります 。

 

国民の8割程がHDBに住み、富裕層と外国人がコンドミニアムに住んでいるようです。

 

シンガポールの住まいで一番文化の違いがあるのが他人同士で3LDK位のユニットをシェアしなければならないという事です。

 

そういう暮らしに興味がある人が特別にそうするのではなく、シンガポールではそれがごく当たり前のことになっています。

 

ワンルームのマンションというのはあるにはあるのですが物件数が非常に少なく、家賃は高額で大体平均的な部屋は2000-2400ドル程(20万円前後)です。

 

それも広くて贅沢な空間が広がっている訳ではなく、ほんの4畳程のベッドルームに5-6畳程のリビング程度の空間です。

 

国土が狭く東京23区と同じ位なので、土地の値段が高く、仕方がないのかもしれません。

 

僕はせっかくなので最初の3年間はコンドミニアムでシェア生活を送り、日本では体験できない生活を楽しんでいました。

 

その後は1LDKのコンドミニアムで一人暮らしを始めました。

 

どちらも良さはありましたが最初のシェア生活で友達ができ、その後に落ち着いた一人暮らしができたので自分に取っては両方とも経験できて良かったと思います。

 

最後に参考までに部屋を借りるにあたって知っておくと良いことを挙げてみます。

 

 

[家賃相場]

コンドミニアム (コモンルーム): 1,000ドル – 1,300 ドル位

コンドミニアム (マスタールーム): 1,400ドル – 1,600 ドル位

HDB(国営団地) :  700 – 1,000ドル位

1LDK : 2,300 – 2,400ドル位

ユーティリティールーム:  300 – 500ドル位

 

[物件タイプ]

コンドミニアム (コモンルーム): トイレ、バスルーム、リビング、キッチン共有

コンドミニアム (マスタールーム): プライベートトイレ/バスルーム付き、リビング、キッチンは共有

HDB(国営団地): トイレ、バスルーム、リビング共有でマスタールームには大概オーナーが住んでいる

1LDK: ベッドルームとリビングのある日本の一人暮らしと変わらない専有型物件

ユーティリティールーム: コンドミニアムにある一畳程の物置部屋に小さなベッドを置いて貸し出している物件

 

[費用]

家賃:当月分家賃 + 翌月分家賃

敷金:家賃の1 or 2ヶ月分

礼金:不要

仲介手数料:物件による(概ね家賃1ヶ月分か半分、または無料の場合もあり )

更新手数料:不要

印紙税:家賃総額の0.4% 契約時/更新事のみ

エアコンメンテナンス費用:概ね年間120 – 200ドル程

 

[部屋探しサイト]

Propertyguru (大手不動産サイト)

https://www.propertyguru.com.sg/property-for-rent

easyroommate (貸主が直接入居者を募集しているサイト)

https://www.easyroommate.com.sg

Rent in Singapore(貸主が直接入居者を募集しているサイト)

https://rentinsingapore.com.sg/rooms-for-rent

 

[保証人]

保証人や保証会社 は不要です

 

[特別なルール 1]

エアコンメンテナンス費用というものが発生します。

南国ならではですが、エアコンの清掃費用の事です。

大体の場合はオーナーに支払うのではなく、自分でメンテナンス業者を呼んで業者に直接支払い、そのレシートをオーナーに提出します。

これを怠ると新品のエアコンであってもすぐに水漏れが発生したり、冷気が弱まってしまう事もあります。

こちらのエアコンは暖房機能ははじめから付いておらず、一年中冷房をフル稼働させるので負荷が大きい為かこういったメンテナンスが必要になるようです。

時には冷気が出て来なくなってガス補充というサービスも頼まなければならなかった事もありました。

 

[特別なルール 2]

6ヶ月、12ヶ月等の契約期間が決まっています。

途中解約をする場合には大体次の入居者を紹介するなりすれば残りの契約期間の支払いを免れたりできるようです。

また24ヶ月契約にすると家賃を安くして貰えたり何らかの希望を通せる可能性が大きいです。

契約にもよりますが、本帰国等、止むを得ない場合には2ヶ月前申告等で退去が可能だったりもします。

 

 

 

細い違いはあれど海外で部屋を借りて住むのも楽しいものです。

 

 

 

それではまた