シンガポールはゴミを捨てると捕まる国。
来る前はそんなイメージが強くありました。
色々と罰則が厳しいんじゃないか.
生活は窮屈なんじゃないか。
そう思われる方もいるかとは思いますが、実際はそんな事はありません。
日本にいる時と何変わらずに過ごせます。
道端でゴミを捨てて捕まっている人は見かけた事がありません。
いるのであればちょっと見てみたいくらいです。
そもそも制服姿の警官が歩いていませんし、交番もあまりなく、四年以上も住んでいて今までにみた事があるのは警察署が一つと交番が一つだけです。
聞いた話では私服警官が歩いているらしく、酒を飲みながら歩いていると違反切符をきられたりする事はあるようです。
そんな光景も全く想像できない位に街は平和そのものでのんびりとした雰囲気です。
厳しい事と言ったらせいぜい地下鉄内で飲食禁止を守る事と、スーパーで22:30以降は酒が買えない事くらいです。
実際道歩いていて道端にゴミを捨てたいと思う事なんて日本人だから元々ありませんし、地下鉄の車内で水が飲めなくても困りはしません。
酒についてはちょっと困ったというかおやっと思ったことはありました。
ビール等を買うことができないのはまあ仕方ないのですが、料理酒さえ買えないのです。
レジに持っていってそれを知った時にはちょっとびっくりしました。
元々は酒を飲んだ酔っ払いが暴行か何かの事件を起こした事から始まった規則のようです。
料理酒を飲んで暴れる輩もいないだろうから料理酒位は買わせて欲しいと個人的は思うのですが、まあルールはルールなので従うしかありません。
それに料理酒なんてそれほど頻繁に買うものでもないので困ってはいません。
そういえばガムの販売や国内への持ち込みは禁止されています。
過去に地下鉄の扉にガムをつけて事故が起きた事が発端のようです。
ガムは日本にいた頃はたまに買う事はあったので、この規則は無くて嫌じゃないかと聞かれれば嫌な気もします。
それでも日頃ガムの事を考える事もないし、街で見かける事もないので特に何とも思いません。
たまに日本に帰った時にコンビニで見かけるとレアなものを見つけた’ような気分になります。
そして、今しかできない!という気持ちで気まぐれでガムを買ったりして非日常を楽しんだりもしています。
そんな感じでシンガポールでの生活は特に厳しいものでも堅苦しいものでもありません。
ただ、様々な罰則があるのは事実なのでどういう規則があるのかは知っておく必要があります。
例えば主にはこんなものがあります。
・ゴミのポイ捨て / 最大で罰金1,000SGD
・指定場所以外での喫煙 / 最大で罰金1,000SGD
・ガムの国内持ち込み / 最大で罰金10,000SGD
・家で蚊が繁殖していると分かった場合、または7日以上、水が溜まって蚊を発生させる環境があった場合 / 最大で罰金10,000SGD
・バスや電車内へのドリアンの持ち込み / 罰金は無し
・公衆トイレでの水の流し忘れ / 罰金1,000SGD
・野鳥への餌やり / 罰金1,000SGD
・横断禁止場所での道路横断 / 最高で罰金1,000SGD
・公共の場での飲酒(午後10時30 分から午前7時まで) / 罰金1,000SGD
・公共交通機関内での飲食 / 罰金500SGD
・国に定められた期間以外でのシンガポール国旗抑揚 / 最大で罰金1,000SGD
・他国の国旗抑揚 (期間の定めなし) / 罰金500SGD
多少のこういった罰則等のルールはありますが、自然と守れるようなばかりですし、世界中で最も日本人が(あるいは日本人以外にとっても)住みやすい国である事には変わらないと思います。
それではまた