シンガポールに来てからロードバイクを購入しました。
乗ってみて分かったのは、シンガポールは日本よりもだいぶ自転車というものが乗りづらいという事です。
というのも自転車で走れるような道の作りになっていない事が多いからです。
しばらく歩道を走っていられたと思ったら急に車しか通れないような道に出てしまう事も多く、道幅も広くはないので快適には走れません。
自転車置き場がほぼどこにもないという問題もあります。
ショッピングモール等にありそうなものですが、実際はそんな事もあまりなく、更にはそういった大きな建物の前に置く事は恐らくどこでも禁止で、駐車するとタイヤをロックされて罰金を取られたりします。
それから1つ困ったのはタイヤの空気があまりにもよく抜けるという事。
これはシンガポールとは関係のない事かもしれませんが(笑)
ロードバイクだからなのかもしれませんが、1ヶ月位経つと空気がだいぶ抜けてしまいます。
一応空気入れは購入したのですが使い方が全く分からず毎回自転車屋に持ち込んでお願いしていました。
差込口が合わないタイプの空気入れを買ってしまったんだと思いますが、自分でやってもどうにも空気は入りませんでした。
何でも高いシンガポールなので空気入れだけでも高額そうですが、実はそんな事はありませんでした。
ほとんどの場合は無料でやってもらえました。
有料の場合でも2ドルでした。
そう言えば一度だけ修理が必要になった事もあります。
たかが空気補充、何度やっても駄目だったけどもう一回やったらできるんじゃないか?
そう思い、無理矢理自分で空気を入れようとしたところ、補充口を壊してしまったのです(笑)
自転車屋を見つけて持ち込んだところ部品交換が必要という事になりました。
50ドル位はかかるんじゃ。。。
そう思って修理の終わった頃に店を訪ねると、案外10ドル程度の修理費で済みました。
予想額を上回るんじゃないかとさえ思っていたので金額を聞いた瞬間に胸を撫で下ろしました(笑)
それからこちらでは時間制のシェアサイクルが最近サービスを開始したところで、僕もちょこちょこ使ったりしていました。
こんな感じです。
しかしここは南国、シンガポール。
90%を越える湿度と通年30度の厳しい陽射し。
そして時折降るスコール。
そんな環境のせいか、街中のそうした自転車は傷みに傷み、壊れて乗れなくなっているものをよく見かけます。
時には川に投げ棄てられていたり。。
あるいは大丈夫そうでもスマートフォンをかざしてみると故障中というステータスが表示されて乗れないものが結構多かったりします。
この前は帰り道に乗ろうと連続で十数台ほど試してみましたが、全て故障中のステータスだったので諦めて歩いて帰りました(笑)
そのせいもあってか、参入一年程度でシェアサイクル業社は撤退してしまいました。
まあ無理もありませんが。
自転車さえ買えばどこでも快適に走り回れてどこにでも止められる。
歩道がどこまでも続くのは当たり前。
そういう日本では当たり前のことがシンガポールでは少し違っています。
と言って困る程の事ではありません。
それに自転車に乗る習慣があまりない国なので仕方がない部分もある訳です。
日本にいたらそんな国が世の中にあるのかと不思議に感じてしまう事ではありますが。
それではまた