物価が高い、家賃が高いと言われているシンガポールですが、僕はそんな事はどうでもいい事だと思います。
税金が圧倒的に安いからです。
単身者用の住居費用は高いといっても東京と大して変わらないか、2割増位の価格帯で済む事が多いと思います。
高いと言われれば高いのかもしれません。
それでもシンガポールで収入に対してかかる税金は所得税のみ。
住民税、社会保険料等は一切かかりません。
日本と比べると、例えば年収1,000万円の場合は年間約200万円、400万円の場合は年間約75万円の税金がうく事になります。
給料額が同じでも税金が安い国にいれば手取りが多い状態になります。
何もしなくても収入が増えるという事です(笑)
年収1,000万円と400万円を例にシンガポールと日本の税額や手取り額の比較を見ていきましょう。
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(シンガポール)
年収 1,000万円
年間税金 675,844円
手取年収 9,324,156円
(日本)
年収 1,000万円
年間税金 2,665,829円
手取年収 7,334,171円
(シンガポール)
年収 400万円
年間税金 95,448円
手取年収 3,904,552円
(日本)
年収 400万円
年間税金 850,127円
手取年収 3,148,873円
※1シンガポールドル=82円換算
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いかがでしょうか。
これは逆に言うとシンガポールで年収775万円(94500ドル)を稼ぐと、日本の年収1,000万円の人と同じ手取り額になるという事です。
日本の税制は複雑でわかりずらく感じますが、今回計算した日本の所得税や社会保険料の内訳は以下の通りです。
税法に基づいた実際の額と多少の差異はあるかもしれませんが、参考にご覧頂ければと思います。
※40歳以下独身、東京都在住の場合
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年収1,000万円
(年間税額)
所得税 815,700円
復興特別所得税 17,129円
住民税(東京都) 629,000円
健康保険料 493,000円
厚生年金保険料 681,000円
雇用保険料 30,000円
合計 2,665,829円
手取り年収 7,334,171円
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年収400万円
(年間税額)
所得税 84,650円
復興特別所得税 1,777円
住民税(東京都) 176,700円
健康保険料 202,000円
厚生年金保険料 373,000円
雇用保険料 12,000円
合計 850,127円
手取り年収 3,148,873円
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高いというよりは高く感じてしまうというのがシンガポールの生活コストというお話でした。
いかに自分が恵まれた税制の元で生活しているのかを考えれば、家賃が高い、酒が高い、牛肉が高い等の話は大した話でもない訳です。
それではまた